講演者プロフィール

ジョージ・ディミトリアディス氏写真

ジョージ・ディミトリアディス氏は、ご存知の方も多いと思いますがオーストラリアのハーネマン・インスティテュート・シドニーの校長で 創立者でもあります。
30 年間にわたるホメオパシーの研究と22 年以上 オーストラリアや海外でホメオパシーを教えています。ホメオパシーに関して 5 冊の著作を執筆しており、ボーニングハウゼンのレパートリー (TBR:The Bonninghausen Repertory)の編集を手がけ、オーストラリアやニュージーランドで、これを教授しています。
ボーニングハウゼンのレパートリーメソード(TBR)の第一人者であり、ハーネマンのオーガノン、慢性病についての研究者としても名高く、ホメオパシー専門誌への寄稿も多数あります。(ボーニングハウゼンはハーネマンの最初の直弟子として、レパートリーを開発しています。)

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セミナーの様子

本日はRAH英国校特別講義として由井会長と意思を共にする屈指のハーネマニアン、ディミトリアディス氏によるマテリアメディカの原典を探る必要性についての講義が日本のCHHom各校とライブ中継を結んで行われました。

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ハーネマン以来の200年以上もの間に、後世のホメオパス達がハーネマンの記した原典となる純粋なプルービング情報を、彼ら自身の理論を加えた二次的なマテリアメディカとして発行を行い、それが繰り返されてきている点をディミトリアディス氏は問題点として繰り返し語られました。

これによって純粋な薬剤の作用であったプルービング情報がまるで伝言ゲームのような形で、さらに言語をまたいで行われ、現在多くのホメオパスが手にしているマテリアメディカには本来の薬物の作用からまったくかけ離れたものなってしまっていることで、確実なレメディーを出すことができなくなっている点を懸念されているのです。

またディミトリアディス氏はハーネマンさえも疑ってかかる目をもって研究を行っていくことが大事だと述べられ、ハーネマンが残した情報は本当か、そのソースにまでさかのぼって探求してこそ初めて分かるハーネマンの観察力のするどさ、記録の正確さが貴重な資料の数々と共に紹介され、学生たちもこれまでCHhom/RAHで取り組んできたドイツ語から直接翻訳されたマテリアメディカプーラおよび慢性病論マテリアメディカの学習が如何に身になり、信頼のおける薬物の作用を得ることができるかを再認識できた講義だと目を輝かせて語っていました。

参加された方々の感想(UK英国本校 : 午前・午後)

毒物、現物質がマテリアメディカ化するまでの過程、再確認できました。また、プルービングが少ないため、未完成のマテリア・メディカを今後、埋め合わせ統合していく作業の必要性を改めて感じた講義でした。

ハーネマン、そしてディミトリアディス先生がしてくださった大仕事に感謝です。先生はハーネマンも信用していないとおっしゃいますが、私は先生を信用しますから、ぜひ、TBRのハーブリックについての講義をしていただきたいです。(もちろん自分で疑いをもち、調べ、学んでいくことが大切だということは十分わかりましたが) 出された宿題は微妙なルーブリックの違いでまったく違うレメディーが出てきていてがっくりでした。

今日はホメオパシーの奥の深さをたっぷりと経験できた貴重な時間でした。今まで家族レベルで症状に合うレメディはどれかとあわてて探すような私でしたが、ホメオパスの方々が患者さんの症状を分類化して、最適なレメディを見つけるためには、莫大な量の各レメディについての知識が必要なことがよくわかりました。今日は、私のホメオパシー好きを大いに刺激していただけたすばらしい講義でした。どうもありがとうございました。

TBRを作るまでにはとても細い作業があったことがよくわかりました。とても時間がかかる作業で言葉1つでも文章1つでも解釈が違うと全く違うので、原本とも比較しながら使われていたのですね。また、TBRをどのように使われているのかもわかりました。また、先生がTBRの後に(MMRAやCK)で確認していたのですね。なるほど、と思いました。今日はありがとうございました。講義を受けることができて良かったです。

ハーネマンのマテリアメディカが、どれほど信憑性があるかということがよくわかりました。ディミトリアディス先生の熱心で膨大な研究の結果です。ハーネマンが自分のプルービングだけでなく、他のアロパシー医の毒物研究書などからも、症状を探し出し、マテリアメディカに追加していることもわかりました。私達は、最高の教材を使って、また最高のレクチャーや授業を提供してくれる最高の学校で勉強できているのだと心から思い、幸せです。寅子先生、ありがとうございました。ディミトリアディス先生、ありがとうございました。

参加された方々の感想(日本各校 : 1日目)

ジョージ先生のお話はいつでも論理的で緻密でとても明快です。そして内容が深いです。これは先生の長年のたゆまない努力の積み重ねのたまものと 心から感謝し尊敬いたします。薬物論はハーネマンの事実観察と記録蓄積の礎であり、これを学ぶ事はハーネマンの意識に近づく良い学びの材料だと思 います。大変有意義でした。どうもありがとうございます。

いつもながら、ハーネマンの著作に鋭く深く迫って行くディミトリアディス氏のエネルギッシュな仕事ぶりはすばらしいと思いました。プルービング の必要性と類似の法則に気づいて、徐々に薬物学が構築されていく過程がよくわかりましたし、分類された症状をまとめて、ひとつのレメディーの全体 像をつかむことの大切さがよくわかりました。

RA、CKの成り立ちがよくわかり、その意図もわかってきました。ディミトリアディス先生のキッチリぶりがとてもよく伝わってきました(ハーネ マンはそれ以上だったのかもしれませんが)。おかげさまでTBRを手にできていること、本当に有り難いです。私たちが原典から直接訳したオルガノ ン・CKを読めることもすごいことだと、あらためて感じました。

すごい探検をしているような授業でした。ハーネマンのマテリアメディカの事をもっとよく知ることができて嬉しいです。原書を根気よく好奇心を 持って、また読んでいこうと思います。ありがとうございました。

ディミトリアディス先生の緻密なお話に感服いたしました。由井先生とはまた違った講義で興味深かったですが、通常の授業の跡ということもあり、少々ヘビーでもありました。RAの症状の構成の方法も興味深かったです。

本物のホメオパシーを知るにはハーネマンが何をしてきたのか?というハーネマンの足跡を学ぶことはとても大切だと感じました。類似の法則を発見する前と発見後そしてプルービングによる純粋マテリアメディカの出版や慢性病論の出版までの流れは、ホメオパスならば知るべき大切な知識だとかんじました。この流れの中からハーネマンのホメオパシー実践の変化を知らなければレメディーの処方が全く別のものとなるように感じます。忍耐の必要な講義だと思いましたが、明日も必ず受講します。今日の講義は卒業生ホメオパスには是非受講して欲しいと思います。

ハーネマン及びその時代のプルーバーから得られた症状はとても貴重なものであり、大切に使っていかなければいけないとつくづく感じました。UK校の方の通訳がとてもわかりやすいので分かりやすかったです。後半が楽しみです。

ハーネマンのマテリアメディカをまとめるところはわかりやすく、とても興味を持って授業は楽しく受けられました。宿題は全く手をつけてなかったのでよく理解できてなく大変でした。

興味深かったのですが、進んで行くに連れて、右往左往しました。話し方はテンポも具合よく、決してついていけないほどではありませんでしたが、やはり難しかったです。

メインのルブリックの選択だけでなく、相談会で話された内容から、病理的、生理的な解釈を加え重層的にレメディーを組み立てていくようすがとて も興味深く、勉強になります。とてもおもしろかったです。①のケースで根本に迫るために母親の背景を探ったり、薬指の状態から心臓との関連を予見 したり、病気の大元を見つけ出す様子は推理小説を読んでいるようでした。

丁度、TBRを使ってのレパートライゼーションを習い始めたところでとても勉強になりました。難しいのではないかと、参加するか悩みましたが本 当に来てよかったと思いました

マテリアメディカのことが少しは好きになりたいと思い参加しました。CKやRAの2度の症状の大切さを実感できました。膨大な資料からまとめた ハーネマン様のすごさと、それを読み込んだデミトリアディス様尊敬します。楽しかったです。ありがとうございます。

ありがとうございました。ハーネマンの足跡がわかりやすく説明していただけました。

おもしろくあっという間に時間が過ぎました。プルービングが健康者だけでなくても出来ることが確認できて今後も色々なレメディーのプルービング に期待がでました。ありがとうございました。明日が楽しみです。

ハーネマンが集めたプルービングの具体的な話が聞けて興味深かったです。なかなかレメディーの全体像がつかみづらい時がありますので、同じ人の プルービングを再構築してみるという方法を試してみたいと思います。また原書を読むという重要性がよくわかりました。ドイツ語から直訳した教科書 で学べることは幸せだなと思いました。ありがとうございました

プルービングは「健康な人」のみでおこなわれていたと思っていましたが病気の人に対する処方の中で、その物質の特徴が明確に出ていた場合は情報 もMMにとりいれられていることがわかり、とても納得がいったというか、すっきりしました。

デミトリアディス氏の講義もUK校からの中継も私は初めてだったのでとても楽しかったです。貴重な古い文書記録を拝見して大変興味深く、歴史を 改めて知ることができました。動物にアコナイトを与えた観察記録を読み、何とも言えない気持ちになりましたが、毒の症状を知ると、希釈振とうの技 術は本当に素晴らしいことだと思うとともに、プルービングという偉業をなしたことに改めて偉大さを感じ、そしてRA,CKを読む味わい深さが増しました。

参加された方々の感想(日本各校 : 2日目)

ハーネマン、由井先生、ボーニングハウゼン、ディミトリアディス、偉大な先輩、先生に改めて敬意を捧げたいと共にCHhomで学ぶことが出来る喜びを感じます。純粋マテリアメディカをよく読んでいくことの大切さと必要性がわかりました。「ルーブリックは言葉に過ぎない。その略されたものが本当に意味するところを読み取るためには、ルーブリックで出たレメディーのマテリアメディカをすべて読む必要がある。」の言葉が印象的でした。様々なことがまだまだわかりませんが、1つ1つみていくことと、全体を見ていくことをしながら進んでいこうと思います。

ディミトリアディス先生のお話を伺っていて、MMの大切さを改めて感じました。一つのレメディーを追求するのにかかる時間を伺うと気が遠くなりますが、一生勉強で取り組まなければならないのだなと強く感じました。後半の特異性のお話はMMの授業で1度、2度のものにも注目するということとつながりました。ハーネマン氏の熱心さにも脱帽ですが、ディミトリアディス先生の忍耐力、情熱にも脱帽です。ありがとうございました。

TBRは自分が思っているレメディーが正しいかどうか確認するために使用しているとおっしゃった事で、ホメオパシーの基本はやはりマテリアメディカにあることを理解しました。ハーネマンの純粋マテリアメディカを基につくられたボーニングハウゼンのレパートリーを使える環境にある私達は本当にラッキーだと思います。RA・CK・TBRまだまだこれから学ばなければならないと感じます。ずっと勉強し続ける事でしかホメオパシーは身につかないとつくづく思いました。

ケースについて、どの情報をピックアップするのか、どのルーブリックを選択するのか、誘因ではなく症状についてレメディーを出す事等を教えて頂きありがとうございました。もっとじっくりTBRとマテリアメディカを読んで学ばなければ、今のやり方では使いこなせないと感じました。ハーネマン先生は長きに渡り、偉大な仕事を成し遂げられたのがよく分かりました。プルービングについて少し考え方が変わりました。ありがとうございました。

ハーネマンの言葉を現代に正しく伝える伝道師だなーと毎回尊敬しながら聞いております。毎回ウィットのきいた言い回しハーネマンの言葉を正しく伝えるパッション素敵だと思います。本当にありがとうございました。

今回も面白かったです。ルーブリックの選択etc.はいつまでたっても課題であり、もっとまじめに注釈も読み込まなければと反省しました。一番の収穫は「基調の飲食から悪化は"好きなのに"悪化」というところで目からウロコでした。ゆっくり復習したい講義です。ありがとうございました。

ハーネマンの研究には、パッションがあり、(はじめて私はハーネマンの気持ちを考えてみる気になって)いろいろ考えを整理していった人だった事を感じることが出来ました。私も少しハーネマンのまねをしてみようと思います。すでに55歳ですが、これからこの肉体を去るまで、ゆっくり研究していくつもりのパッションが少し起きました。ルーブリックの見つけ方もその辺からさがせるようになると良いなあと考えております。気が遠くなります。ありがとうございました。

分散してMMにのっている症状を再統合して1つのストーリーにまとめると症状の進行がとても明解に理解できるとわかり感動しました。「原典にあたる」というのがやはり決定的に重要だと感じました。ありがとうございました。

どうもありがとうござました。

まだ入学前なので、ホメオパシー自体の知識も乏しいので、理解が難しいかなと思いながら参加しましたが、わかりやすく、とても面白かったです。日本語しかわからないので、原書を読むことはないかなと思いましたが、原点に戻ることの重要性を教えてもらいました。今後、色々なことを勉強して いくのに、とてもためになる基礎を学べたのではないかと思いました。

ハ-ネマンがやってきた細かい仕事量に驚かされた。文献を見つける着眼点のするどさや、その作業に取り組む粘り強さも感服させられた。これだけ綿密に積み上げられた知識だから我々が現代において恩恵にあずかれるのだなと思った。原因となった物質をレメディ化したものを処方するのではなく、症状だけを見て処方するというのが、勉強になった。

TBRのルーブリックとMMの関係を知る上で、今回の講義は非常に重要です。各レメディーの膨大で広範な症状をTBRとしてまとめるとき、ルー ブリックは最大公約数化しなければなりませんでした。例えば、レメディーA:「黄緑色の便」・レメディーB:「深緑色の便」・レメディーC:「緑 色の便」で、それぞれをルーブリック化すると、ルーブリックが膨大になってしまうので、まとめて「緑色の便」というルーブリックにしているという ことがわかります。なので、TBRでレメディーを割り出しても、そのレメディーのMMを確認して実際のクライアントの症状と合っているか照合しな いと、レメディーが外れる可能性もあるのです。また、ディミトリアディス先生は、TBRとMMを照合するだけでなく、MMの引用元も確認して、MMの症状が正しいか確認していらっしゃいます。RAのIgn.を確認するのに、先生は9ヵ月もかけたそうです。先生の緻密な作業には頭が下がります。ハーネマンもボーニングハウゼンもスゴいですが、ディミトリアディス先生の作業もスゴいです。必ず後世のためになります。私達は、先人達の膨大な研究の積み重ねによって、ホメオパシーとレメディーの恩恵を受けることができているのだとよくわかる講義でした。本当に感謝です。

ハーネマンのマテリアメディカは、原典であり聖典なのだと思いました。興味を持って読んでいくことで、多くの答えが見つかるのですね。ディミトリアディス先生の探究心を尊敬します。ありがとうございました。